2002年07月26日
カタログに載らない使いやすさをチェック。「道具眼ビュー」の第3弾は、携帯電話のACアダプタの形状についてです。
σ(^^)などは携帯電話やPDAを複数利用しており、それぞれの充電器もそれなりの数になります。いちいちコンセントの差し込み側を抜き差しするのは面倒なので、すべてタップに接続しておき、充電ケーブルを本体に差し込むだけで充電可能な状態にしておきたいものです(ただし未使用時にも微妙に電力を消費するので、差し込み口毎にスイッチのあるものが望ましいですね)。
さて、そんな時に、携帯電話のACアダプタの形状が結構問題になります。差し込み口同士の間隔が狭いタップに各種アダプタを挿すことになるのですが、最近の多くの携帯電話のように、回路の入った箱の部分から直接プラグが出ているモノは、隣同士でぶつかってしまって一緒に挿せないことがあるのです。このような問題を解決するために、下の写真のような短い延長ケーブルが売られていますが、ひとつひとつにこれを使うと異常にゴチャゴチャして美しくない上に場所を取るという問題が生じます。こういう時に、ちょっと配慮がなされたACアダプタならなんの問題もなく並べて挿せてしまいます。
話を携帯電話に限っていてば、最近の充電器も箱の部分のサイズはほぼ一定になってきていると思います。箱部分からプラグの出る向きと自由度がいくつかあります。説明の便宜上、プラグの金具が縦に2本、[| |]のようになる状態を正立状態と考えます。充電器のプラグのこのような向きから見た時に、横方向に場所と取るものをタイプA(個人的にはコブラ型と呼んでいます)、縦方向に場所を取るものをタイプB、箱の広い面から90度までしかプラグが開かず、縦にも横にも場所をとるものをタイプCとします。
タイプA | タイプB | タイプC |
---|---|---|
実はケータイではなく、SONYのPalmOS搭載PDA、CLIEのもの | これもケータイではなく、AppleのMP3プレイヤー、iPodのもの | auのケータイ、C3002Kのもの。おそらくこのタイプが圧倒的に多い |
一方、タップも縦方向に差し込み口が並ぶものと横方向に並ぶものがあります。σ(^^)のようなマニアを別にすれば、多くの家庭では左のような縦並びのタップを利用することが多いでしょう。今回は、このような一般的な家庭用タップに適したタイプAがベストなACアダプタとします。いずれにせよタイプCは一番イケてない形と言えます。
縦並び | 横並び |
---|---|
タイプAなら複数挿せる。写真ではわからないが、タイプCは2口塞いでしまっている。 | OAタップに多いタイプ。家庭ではあまり使われていないが、こちらだとタイプBの方が好都合。 |
さて、実際の調査ですが、当然ながら店頭のモックなどでは確認できません(だからこそ調査する価値があるんですが)。とりあえずいつものごとくカタログの付属品の写真で判別できる範囲を掲載しようと思ってカタログを集めてみたんですが、残念ながら充電器の写真が小さく、アングルも悪いのでほとんど判別不能でした。
よって、手元や知人、皆さんのタレコミで判断できる範囲で掲載していこうと思います。ご協力いただければ幸いです。
またPHSは携帯より電池寿命が長く、充電器自体の携帯性にあまりコストが割かれておらず、いまだに箱自体が大振りなものが多いようですので、今回の調査からは外しました。
「並べてタップに挿しやすい充電器か?ケータイ編」表
機種名 | 充電器タイプ | 備考 |
---|---|---|
NTT DoCoMo | ||
N2002 | A | |
P2101V | C | |
D503i | C | |
SH821i | C | |
au | ||
C413S | C | |
C3002K | ||
J-PHONE | ||
Tuka |
「並べてタップに挿しやすい充電器か?番外編」表
機種名 | 充電器タイプ | 備考 |
---|---|---|
PDA | ||
SONY CLIE N700C | A | |
SONY CLIE T650C | N/A | 途中に箱があるタイプ |
東芝 Genio e550G | N/A | 途中に箱があるタイプ |
携帯音楽プレーヤー | ||
Apple iPod | B |